23時49分

おたくのリハビリ

6/7

今日はこれから会食があるのだが,その前にわざわざルノワールに入って日記を書いている.なぜそこまでして日記を書くのか.学生にルノワールのコーヒー代はバカにならないのではないか.というか一旦帰宅してその重いMacBook Proを置いてきたらどうか.誰もがそう考えることだろう.しかし,その言葉が私の心に響くことはない.今の私は継続性の権化と化しているからだ.さながら70年代における福本の全シーズン盗塁王獲得のごとき継続性を,読者の皆さんも垣間見ていることだろう.

 

プロ野球史において「盗塁」と言えば真っ先に名が挙がる福本だが,単に足の速さで言った場合広瀬叔功の方が一枚上手だったと認識されている.福本が抜きんでていたのは投手のモーションを盗む技術であり,タッチを躱すスライディングの技術であり,何より貪欲に次の塁を狙っていく積極性であった.吉田義男ノムさんなども福本より広瀬の方が俊足であったと回顧しているし,当の福本ですら,シーズン盗塁数記録を塗り替えた後も,広瀬には敵わないと発言している.

 

 

今回も順調に脱線したわけだが気にせず日記に戻ると,今日の早朝に「本が好きな方に読んで欲しい本100冊」を投稿した.今や絶滅危惧種とも謳われる文学部だが,どこかの大学のそれに所属するフォロワーの話を一方的に聴いて,またしても私に流れる文人としての血潮が滾り,そのままのテンションで書き上げたものだ.半日ほど経った今ざっと見返してみたのだが,いかに私の人生が陰鬱で友達がいないかが分かるセレクションといった感じであった.まあしょうがない.それにある程度の,それも私程度のでも,読書量をこなしてきた者は例外無しに友達がいない.読書とは時間のかかる作業であり,一定以上の読書量を露呈することそれすなわち友達がいないことを告白するようなものなのだ.

 

日記に戻ります.勢いと熱量で先の記事を書き終えて数秒後には冷静さを取り戻し,今日が1限から授業がある曜日であることを思い出していた.おまけに割とプライベートなそれではあるが会食の予定もある.まずい寝なくてはと思い,そこで申し訳程度の睡眠を3時間ほど執り行った後,結局また半分フラフラの状態で登校することとなった.斯くして私はデイドリームの最中であるかのような状態で,しかしそれなりに集中して4コマの授業を受け切った.

 

そう言えば,授業の間にはお世話になっている教授の一人に連絡した.友達に恵まれなかった鬱憤を教授達と最大限に馴れ合うことで解消している私は,平素より積極的に食事をたかりに行くなどといったことをしている.今日は,学問の話をするがてらまたご飯に連れてってくれという内容のメールを送った.返信は,最近マジで仕事忙しくてスゲジュール埋まってるから朝ごはんとかならご馳走できるよというものだった.朝か...と思いつつも,やはり一介の学部生にここまで時間を割いてくれることは紛れもない教授の善意の賜物であり,身に余る幸せを享受していることを改めて感じた(教授だけに).今度も是非ちょっといいところでご馳走になろう.先生との対話のひとときと一緒に.